今日はブログザビートにご訪問してくださりありがとうございます!
いやー早速なんですけども
国産メーカーから発売している
電気自動車(PHEV車は除く)って
どのくらいの種類があるんだろう?
私は現在日産ディーラーに
勤めているわけなんですけども
日産の電気自動車といえば・・
サクラ
リーフ
アリア
と3車種の電気自動車があります。
2010年に
世界初の量産電気自動車リーフを
発売したメーカーが日産!
なんだか誇らしく
先駆者のような
気持ちで販売活動を
行ってきました。
ところが
最近そのアドバンテージも
徐々に脅かされるほど
他社メーカーも
電気自動車の開発にシフトしてます。
※そもそも何で電気自動車?
実際のところ
2023年5月現在で
どの国産メーカーが
電気自動車を発売しているのか?
自分の勉強もかねて調べてみました。
たまに
私の主観が
心の声のように
出てしまいますが
ご了承ください。
※注意
車種別の主なスペック欄に
電気自動車購入の
補助金について記載がありますが
2023年5月現在の情報であり
国の予算がなくなり次第終了となります!
また
自治体によっては国とは別に
電気自動車の購入補助金を
交付しています。
でははじめます!
目次で気になるところへ飛べます!
[2023年5月]国産メーカーの電気自動車って今どのくらいあるの?
トヨタの電気自動車 bZ4X
まずはトヨタの
電気自動車を調べてみました。
あれ?
もっとたくさん出ていると思ったけど
まだ日本で発売しているのは
bZ4Xの1車種だけなのね。
豊田現会長のあの発表の
インパクト強すぎて
10車種くらい出てると思った。
2021年12月 トヨタEV戦略の発表会
2030年までに
世界で30車種の
電気自動車を出すと
発表してはいたけど
まだ1車種!
でも
たくさん電気自動車を
出しているかのような
存在感!
さすが戦略が上手い!
電気自動車は
ガソリン車と比較すると
車の構成部品が少なくなるため
トヨタがハイブリッド車戦略から
電気自動車にシフトしすぎると
部品メーカーや下請工場が混乱するのかな?
(あくまで私の主観です)
とはいえ
トヨタがハイブリッド車ではなく
電気自動車を
たくさん販売しないと
日本の電気自動車比率は
いつまでたっても
上がらないなんだよなぁ。
2022年 国別電気自動車販売比率
- 日本 1.7%
- 中国 19.0%
- 米国 5.8%
- 欧州 11.0%
bZ4X 主なスペック
新車価格 | 6,000,000円〜(リース販売のみ) |
国の補助金 | 850,000円 |
バッテリー容量 | 71.4kWh |
駆動/航続距離 |
FWD / 559Km 4WD / 540Km |
全長/全幅/全高 | 4690mm/1860mm/1650mm |
乗車定員 | 5人 |
スバルの電気自動車 ソルテラ
ソルテラ
そして次はスバルの
電気自動車ソルテラ!
というかソルテラって
名前知らなかったんですよね・・
トヨタと共同開発したということで
先ほど調べたbZ4Xと兄弟車なのですね!
トヨタbZ4Xはリース販売のみなので
普通に購入したい方は
スバルソルテラがいいのかもしれないですね。
ソルテラ 主なスペック
新車価格 | 5,940,000円〜 |
国の補助金 | 850,000円 |
バッテリー容量 | 71.4kWh |
駆動/航続距離 |
FWD / 567km 4WD / 542km |
全長/全幅/全高 | 4690mm/1860mm/1650mm |
乗車定員 | 5人 |
そういえば先日
ソルテラを購入した方から
こんな問い合わせが・・
ソルテラユーザー様「すいません、日産の充電プランに加入したいんですけど」
私「購入したメーカーで充電されないのですか?」
ソルテラユーザー様「スバルでは車は販売するけど充電は他でやってほしいと・・」
私「!!!つまり充電については対応出来ないと?」
ソルテラユーザー様「スバルの店頭に急速充電器を設置する予定がないと言われたんだよね」
その後その方は
「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3」
略してZESP3に加入しました。
たぶんうちの店にスバル車が
充電に来ることになるでしょう・・
いいんですけど
なんだかなぁ・・
外出先での充電プラン
日本の電気自動車充電スポット数
- 全国 19,849箇所
- CHAdeMO(急速充電器)9,682箇所
- 100V/200V(普通充電)約23,113箇所
- テスラ車専用 606箇所(テスラ公式)
※2023年5月 GoGoEV 調べ
ちょっと古い情報ですが
2021年6月現在
日産販売店に設置している
急速充電器数は約1,900箇所との事!
日産は電気自動車の
インフラを支えています。
(もっとニュースで取り上げて欲しい)
まあ自宅のみで充電する方なら
気にしなくていいんですけどね。
自宅用充電設備の申し込みはこちら
ホンダの電気自動車 Honda e
続いては
ホンダの電気自動車 Honda e です。
2020年に発売していたんだ・・(今は2023年5月)
勉強不足で
すいませんって
感じです。
電気自動車同士で
他メーカーと競合などほぼしないから
勉強していませんでした!(言い訳)
それにしても
かわいらしいデザインですね!
なんとなく電気自動車だ!って
わかるようなデザインなのは
気のせいでしょうか?
あ!
ドアミラーが
デジタルミラーだからか!
トヨタbZ4Xやスバルソルテラは
そこまで電気自動車な感じの
デザインを主張していないですよね。
メーカーによって
アプローチの仕方が
違うのも面白い!
Honda e 主なスペック
新車価格 | 4,950,000円〜 |
国の補助金 | 555,000円 |
バッテリー容量 | 35.5kWh |
駆動/航続距離 | RWD / 259km |
全長/全幅/全高 | 3895mm/1750mm/1510mm |
乗車定員 | 4人 |
ふむふむ。
全長は日産マーチくらいで
全幅が1700mm以上だから
3ナンバーなのね。
お?でも4人乗りか!
RWD(後輪駆動)のみだから
北海道ではあまりニーズがなさそうだな。
ということで
やっぱり競合はしなさそう・・
(良かったー 笑)
車両価格4,950,000円で
バッテリー容量が35.5kWhだから
1kWhあたり約140,000円か。
そんな計算は
あまり意味がないかもしれないけど
なんとなく価格設定が高く感じる・・
電気自動車の価格をどう捉えるか
難しいところですよね。
三菱の電気自動車① eKクロス EV(軽自動車)
日産と三菱で共同開発した
軽自動車の電気自動車!
2022-2023日本カーオブザイヤー受賞車にも
なりました。
日産サクラと兄弟車になりますが
見た目はそれほど似ていないですね!
軽自動車で電気自動車という
コンセプトがどれほど
お客様に受け入れられるか
心配でしたが
やはり価格が前述の3台と違って
200万円台から買える価格設定
ということもあり
2022年はたくさん売れましたよね!
2022年販売台数7657台!
ちなみに日産サクラが33097台
2台合わせて約4万台!
2022年に日本で売れた電気自動車(輸入車も含む)が
77238台ということでこの内の半分以上が
三菱eKクロスEVと日産サクラの台数!
やはり軽自動車は強い!
eKクロス EV 主なスペック
新車価格 | 2,546,500円〜 |
国の補助金 | 550,000円 |
バッテリー容量 | 20kWh |
駆動/航続距離 | FWD / 180km |
全長/全幅/全高 | 3395mm/1475mm/1655mm |
乗車定員 | 4人 |
三菱の電気自動車② ミニキャブ•ミーブ(軽商用車)
この形が懐かしい!
また復活したんですね!
日産もクリッパーという名前で
三菱ミニキャブのガソリン車を販売していたけど
今はスズキのエブリイがクリッパー!
もうミニキャブの形で販売することは
ないんだろうなぁ・・
あ、すいません。
電気自動車の話でしたね。
ミニキャブミーブの歴史は古く
2011年から発売していました!
1度は生産終了したはずだったけど
2022年11月より販売再開!
軽商用車なので
個人で購入するというよりは
法人向けかなと思います。
たくさん軽商用車を所有している
法人がもし全てミニキャブミーブEVに
切り替えたら、
ガソリンを入れる事と
オイル交換から解放されるので
ランニングコストと時間的コストが
改善されるのではないでしょうか。
このジャンルの電気自動車は
これからニーズが高まる予感!
ミニキャブ・ミーブ 主なスペック
新車価格 | 2,431,000円〜 |
国の補助金 | 410,000円 |
バッテリー容量 | 16kWh |
駆動/航続距離 | RWD / 133km |
全長/全幅/全高 | 3395mm/1475mm/1915mm |
乗車定員/最大積載量 | 2人(4人) / 350kg(200kg) |
さあお次は
いよいよ
日産です!
冒頭でも申し上げたとおり
日産ディーラーに勤めていますので
ここからは熱量が
少し高くなりますが
お許しください(笑)
日産の電気自動車① サクラ(軽自動車)
こちらが日産版
軽自動車の電気自動車!
サクラです!
2022年に日本で
1番売れた電気自動車!
私もお世話になりました!
お客様からは
「軽自動車なのに静かで揺れが少ないよね!」
「以前乗っていた軽自動車のターボより段違いの加速だよ!」
などとご評価いただいております。
といいますか
電気自動車って
あまりパワーがないと思われているのか
試乗していただくと
みんなびっくりします。
坂道もグングン!
追い越しもラクラク!
そして静か!
そんな軽自動車ありましたっけ?
日産サクラも
2022年度カーオブザイヤー受賞車です!
日産公式YouTube
次は
日産の電気自動車ラインナップ2台目!
日産の電気自動車② リーフ
2010年に発売した
世界初の量産電気自動車リーフ!
こちらのモデルは2代目です。
思えば初代リーフが発売した
2010年からの数年は
本当に販売に苦労しました。
カタログには
満充電で航続距離が200km走行と
記載されていましたが
エアコンやヒーターに気温などの
影響を受けまくりで
100km走らない事などもありまして
さらに今ほど充電施設がない状態!
もう大海原にいかだで
航海に出た気分でした(笑)
それを考えると
今は本当に恵まれた状況です。
リーフ 主なスペック
※表が見切れているスマホの方は横に向けてください
車種グレード | リーフ | リーフ e+ |
車両価格 | 4,081,000円〜 | 5,253,600円〜 |
国の補助金 | 780,000円(ニスモ•オーテック除く) | 850,000円 |
バッテリー容量 | 40kWH | 60kWh |
駆動/航続距離 | 322km | 450km |
全長/全幅/全高 | 4480mm/1790mm/1560mm | 4480mm/1790mm/1565mm |
乗車定員 | 5人 | 5人 |
ただあまりに
初代リーフが苦戦したため
日産はe-POWERという
電気自動車に発電エンジンを積み
充電のいらない電気自動車を発明!
おかげでe-POWERを搭載した
日産ノートが爆発的に売れました!
※関連記事
日産公式YouTube
さあ!
最後にもう1台!
最強の日産の電気自動車!
日産の電気自動車③ アリア
写真でもお分かりになるとおり
アリアはSUVタイプの電気自動車です。
大きなタイヤと
充分な車高の高さで
高い走破性を可能にする
SUVのジャンルと
街乗りでの
最高の静粛性と
最高の乗り心地
そして
最高にプレミアムな質感を。
日産が全ての英知を注ぎ込んだ
渾身のクロスオーバーSUV!
電気自動車だろうとなかろうと
アリアはとにかくカッコがいいのです!
走っている姿を見ると
思わず振り返ってしまうような
クルマってありますよね?
アリアはまさに
そんな存在感のある
クルマです!
発売の1年前から
CMをするという
異例の宣伝方法で
発売していると勘違いしたお客様が
よく来店されました。
先行予約専用のグレード
limitedシリーズには
4WDの設定がありましたが
標準グレードは2WDのみで
販売スタート!
しかも
2023年5月現在
オーダー停止中!
先行予約のお客様の納車が
落ち着きましたら通常販売を
していく事になりそうです。
早く販売を再開してくださーい!
アリアB6 主なスペック
新車価格 | 5,390,000円〜 |
国の補助金 | 850,000円 |
バッテリー容量 | 66kWh |
駆動/航続距離 | FWD / 470km |
全長/全幅/全高 | 4595mm/1850mm/1655mm |
乗車定員 | 5人 |
アリアが販売再開したあかつきには
アリアB9という
バッテリー容量91kWh
FWD / 航続距離640km
4WD / 航続距離560km
(いずれも先行予約グレードlimitedのカタログスペック)
こちらもきっと登場してくれると
期待しています!
日産公式YouTube
最後に
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
この記事の情報は
2023年5月現在のものになりますので
本気で購入を検討される方は
お近くにディーラーや公式サイトで
チェックしてみてくださいね!
最後に
私が電気自動車を販売してきて
お客様からご指摘いただいた声を
メリットとデメリットにわけて
記載させていただき
この記事を終わりにしたいと思います。
電気自動車ユーザー様のメリットのお声
- ガソリン車では味わえない静粛性と加速性能
- ガソリンスタンドへ行かなくてもよくなった
- 深夜電力契約でお安く充電している
- ガソリン車より月の燃料費が安い
- メンテナンス費用が安い
- 蓄電池としても使えるので災害時に安心
- 先進的なクルマを使用している喜びを感じる
電気自動車ユーザー様のデメリットのお声
- 航続距離が心配
- 外出先での充電時間が長い
- 外出先で急速充電器の使用が混んでいるときがある
- 冬の寒さにより航続距離が短くなる
- 補助金交付まで時間がかかる
- 車両価格が高い
- 自宅のアンペア契約を上げることになった
2023年6月より
家庭向け電気料金が値上げになるということで
電気自動車がガソリン車に対して
ランニングコストが低いという
メリットが目減りしてしまいます。
なかなか官民一体となった
電気自動車の普及とは
いかないものですね。
それではまた!
参考サイト
トヨタ公式サイト
スバル公式サイト
ホンダ公式サイト
三菱公式サイト
日産公式サイト
EV DAYS 様(https://evdays.tepco.co.jp)
日刊自動車 様(https://www.netdenjd.com)