今日はブログザビートを見に来てくださりありがとうございます!
そしていつも記事を読んでくださり本当にありがとうございます!
いきなりですが
心配です。
何がって?
日産セダン開発中止のニュースが出たのです。
すかさず日産自動車の星野副社長が否定の声明を出しましたね。
しかし私は
“火の無い所に煙は立たぬ”そんな心象を持ってしまいました。
もし日産セダンがこの先
新型車が出ない場合、危惧してることがあります。
それは
法人のお客様が他社メーカーへ流れ
日産車のシェアがさらに減るのではないか?
しかもその1台はただの1台ではないのではないか?
日産セダンといえば
シーマ、フーガ、スカイライン、ティアナ、シルフィ
法人のお客様が多く保有している車両ばかりです。
そしてさらにその車両たちは
法人を代表する社長がご利用して頂いているケースが非常に高いのです。
結論から申しあげますと
日産セダン新型車の開発が中止になった場合
他社メーカーセダンに切り替えられる可能性が高まり
実際切り替えられた場合
販売会社にこの2つのデメリットが生まれます。
- 法人様の代表者である社長との接点が減る
- 他社メーカーにビジネス機会を与える
なぜこの2つのデメリットをあげたかといいますと
私が実際に今、他社メーカーに切り替えられこの2つのデメリットを感じているためです。
実例であげますと
レクサス、クラウン、カムリ、プリウス、カローラセダン
これらの他社メーカーセダンに負けました。
※日産セダン敗因要因
- ラインナップが少ない(ボディサイズや排気量や駆動方式)
- モデルが古くなってしまった
もちろん私の提案不足もあり敗戦した結果ではありますが
勝負も出来ず試合終了みたいなときはやり切れない気持ちになりました。(泣)
それでも
まだ入れ替えをされていない既存のお客様には
新型のセダンが出るまでもうしばらくお待ちくださいとなんとか踏みとどまっている状態。
(援軍が来るのを今か今かと待つ籠城兵のような気分です)
しかし
ここにきて今回の日産セダン開発中止の報道・・
否定はしてましたがなんだかなぁ…
援軍は来ないのかなぁ…
とはいえ
セダン市場が減りSUVやハッチバック車の需要が高まっていることはもちろん理解してます。(営業歴23年)
しかしそのセダン市場に対して誤った見方をしてしまうと
1台のセダンの敗戦が発端となり2台、3台・・
気づけば日産車ばかりを利用していた法人様が他社メーカーばかりになっていた・・
そんなことが起きはじめます。
というかすでに起き始めています。
ここからは2つのデメリットについて掘り下げていきたいと思います。
※この記事は1人の営業マンがメーカーに対して車種のラインナップに警笛を鳴らし、販売台数だけでは見えてこないセダンの価値に気づいて欲しくて書いた内容となります。
日産セダン開発中止の デメリット
日産、星野副社長の声明を見ると
※2021年6月15日 新型オーラ発表会にて最後の一言として日産星野副社長より
「先週末に日本経済新聞でスカイライン開発中止と、日産の象徴、開発に幕というような記事が日経新聞で報道されておりますけれども、そのような意思決定をした事実は一切ございません。日産自動車は決してスカイラインを諦めません。ということでこの場をお借りして申し伝えておきたいと思います」
こういう内容のものでした。
ん?
スカイラインは諦めない?
他のセダンは?
新型フーガは出ないの?
2009年からモデルチェンジしてないけど…
スカイラインより下の2500ccクラス以下のセダンはもう出さないの?
もしそうなら
他の日産車種をすすめるしかないのか?
アリア?リーフ?エクストレイル?オーラ?ノート?
中にはセダンから入れ替えてくれるお客様もいるかもしれないけど
そもそも他社メーカーにはまだたっぷりセダンのラインナップがあるぞ…
なんだか既存の法人様の入れ替えるタイミングで取りこぼしがありそうな予感…
ということで2つのデメリットにつながります。
※私の主観も入りますが事実でもあります。
1.法人の代表者である社長との接点が減る
J31ティアナ
(Wikipediaより)
はい。
これはどういうことかと言いますと
お取引させていただいている法人様の代表者である社長が日産セダンをお乗りの場合
メンテナンスの相談で先方に呼ばれてみたり
こちらから顔を出させていただいたりと
社長との接点が自然と多くなります。
社長とのやりとりを通してこんなことがありました
- 社長からの自動車のご紹介!
- その法人様の社員の方々からの自家用車のご相談!
法人様の社長がお使いのセダンは1台ですが
その1台を通じて接点を多く持てたおかげで
社長の知人や家族の自家用車や
従業員の方々の自家用車など
新車、中古車あわせると相当な台数を購入して頂けました。
本当にありがとうございます!
そしてさらに引き続き社用車も・・
ありがたいです!
ということで
社長の日産セダン1台にはこのようなインパクトがありました。
しかし今は残念ながら
クラウンなんですよね。(悲)
要するにお伝えしたいデメリットは
他社セダンになると今までのような社長との接点が自然と減ってしまいます。
ということは…
わかりますよね?
少しずつ
じわじわとですが
次で述べる2つ目のデメリットにつながってしまったのです。
2.他社メーカーにビジネス機会を与える
G10ブルーバードシルフィ
(Wikipediaより)
はい。
先ほどの続きになります。
今までは
お取引させていただいている法人様の代表者である社長のお車が日産車であったため
長い間他社メーカーが入り込む余地はなく
平穏な日々を過ごしておりました。
私は他社からの攻撃に最も防御力が高い
社長の車が日産車という防壁に守られていたのです。
この状態にいることで日産王国状態だったわけであります。
ところが
日産セダンから他社メーカーに変わることにより
- 他社の営業マンも接点を持ちはじめた
他社にビジネス機会を与えることにより
法人様の社用車に他社メーカー車が数台入ることになり
日産車のシェアが減ることとなりました。
もちろん日産のSUV、コンパクトカー、電気自動車、色々とご案内はしましたが
1500ccクラスのセダンがご要望でしたので
ほぼ出る幕がなかったわけであります。
要するにお伝えしたい2つ目のデメリットは
1台のセダンの入れ替えがきっかけで他社にビジネスチャンスを与えることになるということです。
その1台はただの1台ではないのではないか?
記事冒頭でお伝えしたこの言葉ですが
ただの1台ではなかったのです。
※他の車種で引き続き良いお付き合いをさせていただいてます!
最後に
今回お伝えした内容をまとめますと
日産セダン開発中止の場合、
既存のお客様が他社メーカーセダンに切り替えられる可能性が高まります。
それにより
販売会社に起こる2つのデメリットは
- 法人様の代表者である社長との接点が減る
- 他社メーカーにビジネス機会を与える
実際の私のおはなしを元にまとめさせていただきました。
要するに日産自動車に伝えたいことは
日産セダンユーザーのお客様の影響力はとても大きいですよ!
その1台の奥には何十台という未来のお客様がいるのかもしれません!
というおはなしでした!
長年、日産を愛してくださったお客様の期待にこれからも答えていきたいと思い記事を書かせていただきました!
生意気言ってすいません!
これからもよろしくお願い致します!
といいつつ新型オーラ乗ったらすんごく良かった!
お客様!こんな車出ましたけどちょっと見てみないですか!
すいません。いつもの癖が…(笑)
今日は最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事を読んでくださったあなたのカーライフが充実したものになりますように。
この記事を書いた人 ざびーと
好きな車 スカイライン